ごあいさつ
ごあいさつ
ようこそ!長野県立こども病院口唇口蓋裂センターホームページへ。
口唇口蓋裂の治療では、複数科の専門家によるチーム医療が重要です。とくに形成外科、口腔外科、矯正歯科、言語聴覚士の役割は大きく、それぞれが連絡を取り合って、専門性の高い治療を行うことが理想です。しかし、長野県内にはすべての職種がそろっている医療機関がないこと、仮にそのような施設を一か所に準備したとしても広くて山に隔てられた長野県ですべての患者様が時間的経済的負担無く通院することが困難であることが問題でした。
我々の口唇口蓋裂センターは全国初の多施設間協力型センターとして立ち上げました。これは各施設に分散した専門家による人的資源と各施設に分散した設備による物的資源を有効活用するための試みです。このセンターの一番の役割は各施設間のつながりを維持することと考えています。センターは長野県立こども病院形成外科に置きますが、必要な治療によりこども病院リハビリテーション科、信州大学医学部附属病院形成外科、歯科口腔外科、松本歯科大学附属病院矯正歯科が主な治療の場となります。また、このセンターは中信地区の施設で構成されていますが、長野県内の東北南信各地域の基幹病院および矯正歯科医院とも密接に連携しており、中信地区から遠い患者様方が安心して通える連携治療施設を紹介することができます。すべての施設は定期的に情報交換を行い、県内すべての患者様に質の高い医療を提供します。また情報提供につとめ、安心して治療を受けられる環境を整えます。
長野県立こども病院
口唇口蓋裂センター
センター長
野口 昌彦
口唇口蓋裂センターの歴史
1998年 | 当センターの前身である長野県口蓋裂言語治療研究会(代表世話人 信州大学形成外科学教授 松尾清先生、事務局 近藤昭二先生)が発足 |
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信州大学形成外科、こども病院形成外科 松本歯科大学矯正歯科合同カンファレンスを開始 | |
2003年 | 多施設間共通の「診療手帳」を導入 |
口唇口蓋裂治療の会(長野・山梨) ホームページ発足 | |
2013年7月1日 | 長野県立こども病院 口唇口蓋裂センター設立 これまでも各施設間で連携をとるように努力をして参りました。口唇口蓋裂センターを立ち上げることでさらに協力体制を強固なものにしていきます。 |
口唇口蓋裂治療の会(長野・山梨) 旧長野県口唇口蓋裂言語治療研究会
1998年に長野県口蓋裂言語治療研究会が発足し、今までに7回の研究会を行いました。現在、研究会は毎年6月に行われています。 研究会では、毎回、口唇口蓋裂に関して著名な先生方のご講演と、症例検討会、長野県の口唇口蓋裂治療のネットワーク化などについて議論が交わされております。
過去の研究会のプログラム
第1回研究会 | 1998.1.31(土曜) | 於:長野県立こども病院大会議室 |
第2回研究会 | 1998.1.23(土曜) | 於:信州大学第2臨床講堂 |
第3回研究会 | 2000.1.29(土曜) | 於:長野県立こども病院大会議室 |
第4回研究会 | 2001.3.3(土曜) | 於:長野県立こども病院北棟第二会議室 |
第5回研究会 | 2002.6.15(土曜) | 於:信州大学医学部第二講義 |
第6回研究会 | 2003.6.7(土曜) | 於:信州大学附属病院西9階会議室 |
第7回研究会 | 2004.6.5(土曜) | 於:信州大学附属病院第二臨床講堂 |
第8回研究会 | 2005.6.4(土曜) | 於:信州大学附属病院東9階会議室 |