ごあいさつ
歯に関すること
3.乳歯の時期の管理で大切なことは何ですか?
虫歯にしないこと、良く噛んで食べること、そして正しい生え替わりを見守ることです。
まず、虫歯にならないことが大切です。乳歯が虫歯になると、虫歯治療をしてもしなくても、永久歯への生え替わりに影響を及ぼす可能性が大きくなります。正常な生え替わりが行われないと、永久歯に生え替わったときに正しいかみ合わせができず、歯並びの異常から虫歯、歯周病、審美障害、顎関節症などさまざまな病気になることがあります。間食をなるべく少なくし、食べた後には必ず年齢に応じた正しい歯磨きをすることを習慣としてください。歯磨きについて詳しくは歯科医師や歯科衛生士にお訊ねください。
次に食事です。虫歯が無くても、軟食ばかりの食事ですと正しいアゴの成長が促されず、アゴと歯のバランス、上アゴと下アゴのバランスが悪くなり、咬合異常になることがあります。成長の過程で時間をかけて徐々に異常になっていったものは、後の治療が難しくなることが多いです。なるべく固めのものを良く噛んで食べる習慣をつけましょう。
そして、生え替わりの時期に異常が起こらないか、気をつけて見ていてください。気になる異常が見つかりましたら、早めに歯科医師に相談しておきましょう。