ごあいさつ

顎裂(歯槽裂)の手術

2.顎裂の手術はどんな手術をするのですか?

腰から骨をもらって歯ぐきの骨のない部分に移植します。歴史的には、いろいろな骨が使われてきましたが、硬い骨ではなく、骨の中の骨髄を移植することがその後の骨の形成に良いことがわかっています。当センターでは骨髄が取りやすい、腸骨という、骨盤の骨を使っています。
以前は腸骨を分割して内部の骨髄をブロックで取り出す方法で手術を行っていたため、手術中の出血がおおく、術後の痛みも強いものでした。
しかし最近では採取の仕方に工夫を凝らしており、およそ2センチの切開で、術後の痛みも比較的少なく、術後変形や傷跡も目立たなく手術できるようになりました。骨をとった腰は、硬い骨の部分がすべて残り、骨髄も再生します。


  • 腸骨部切開

  • 皮膚トレパンによる開窓

  • 採取した骨髄

長野県こども病院 口唇口蓋裂センター tel.0263-73-6700
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