口唇口蓋裂があっても、ほとんどのお子さんは成長・発達に異常を生じることなく、順調に成長します。ですから、治療者は口唇口蓋裂のお子さんが成人後に社会で大きな役割を担うことを前提として、形態、機能の両面から治療を行います。多くの患者さんではありませんが、発達の遅れを伴うお子さんの場合には、小児神経科、リハビリテーション科、遺伝科などの先生方と一緒に治療をすすめます。